コラム

ホームページ制作料金と品質

0531pcホームページ制作の見積もりを数社からとった際、それぞれの価格差に驚いたことはありませんか?いったい制作料金の相場ってどんな感じなんだろう?とても気になりますよね。今回は、制作会社の立場からホームページ制作料金についてお話しします。
皆さんもご存知の通り、ホームページ制作にかかるコストの大部分は人件費です。極端な言い方をすれば、PCがあって制作できる人さえいれば作ることが出来ます。大きな設備投資も必要なければ、在庫を抱える必要もありせん。ホームページを作るにあたり、特別な資格がいるわけでもありません。制作する側にとっては、コストをかけずに始めることが出来て、資格などもいらない「手軽に始められる仕事」なのです。こうした状況のなかで、あまりスキルを持たず、とてもプロとは呼べない多くの人たちがホームページ制作を始めたことにより、ホームページ制作料金の相場が極めて分かりづらくなった現状があります。

ホームページのデザイン

私たちが人と会った時もそうであるように、ホームページも第一印象はとても大切です。もちろん中身がもっとも大切ではありますが、第一印象が悪いせいでホームページを訪れたユーザーが、他のページも見ることもなく去ってしまったとしたらとても大きな損失です。だからこそ、ホームページのデザインには気をつかう必要があります。デザインは作る人のセンスによって、クオリティに大きな差がでてきます。センスの無い人が何時間、何日かけてもクオリティの高いデザインはできないのです、それがセンスというものです。当然センスがありクオリティの高いデザインができるWEBデザイナーの方が人件費も高いのが普通です。

つまり、クオリティの高いデザインを提供する制作会社ほど、デザインにかかるコストを下げづらいのです。ホームページ制作を仕事としている会社や個人はとても多く存在しますが、クオリティには相当なばらつきがあります。もっともデザイン力に関しては、制作会社のホームページのデザインや、制作実績を見ることで概ね想像がつきます。

ホームページの品質

ホームページ制作においては、基本的に料金と品質は比例することが多いものです。何故なら、ホームページ制作はお客様と打ち合わせを重ね、手作業で一つひとつオーダーメイドで作り上げていく為、劇的な工期の短縮がしづらいからです。見栄えのするデザインだけであれば、デザイン力のあるデザイナーならすぐに仕上げることが出来ます。しかし、ホームページに必要な要素は多岐にわたります。サイトを訪れたユーザーの使い勝手や、訴求できるビジュアルやキャッチコピー、公開後に検索で上位表示させる施策など、一見しただけでは分かりにくい部分の作り込みもあります。

同じ商品をたくさん作るのであれば、仕組みをしっかり作り上げ、人件費のかからない国で大量に作ることも出来ます。しかし、オーダーメイドでの制作では、そう簡単にはいきません。もちろん制作側の努力によりある程度コストを抑えることはできますが、極端には下げづらいものです。制作コストを抑えるということは人件費を抑えることであり、人件費を抑えるためには人件費の安い人材を集めるか、作業工程を削るかのいずれかになります。人件費の安い人材は高いスキルを持ち合わせていない確率が高くなり、作業工程を削る場合はホームページの外見では分からない部分の作業工程を省くことになります。

本来であればWEB集客するために、
何が必要なのか?それをどう表現するのか?どのように伝えていくのか?
ということを、ユーザー視点で考える

WEB集客を本気で考えるのであれば、ユーザー側の視点からもチェックを重ねて制作していく必要がありますが、極限まで切り詰めた制作料金では案件数をこなさないといけないため、早く終わらせることが絶対条件になり、そうした作り込みが担保できなくなります。また、早く終わらせることが目的になってしまうことで、「斬新なデザインをつくりたい」「遊び心を加えたい」といった、WEBデザイナーの創作意欲を低下させてしまいます。そうなると決して良い作品は生まれないのです。もちろん必要以上のコストをかける必要はありませんが、いま一度品質の大切さについても考える必要があります。ページ数や実装する機能により制作料金は変わってきますが、例えば制作期間を1ヶ月でしっかり制作するのであれば、少なくとも30万円程度のコストは必要だと思います。

低価格で勝負する制作会社

 どういった業種でも同じだと思いますが、競合がひしめく業界のなかで勝ち残っていくためには、お客様に選んでいただくための高いスキルや強みといったものが必要です。安易に低価格を打ち出す制作会社ほど他社との差別化が出来ておらず、価格以外で勝負することができないものです。だからこそ、低価格のみを大々的にPRしているのです。厳しい言い方をすれば、「当社は制作料金以外で誇れるものがありません」と言っているようなものです。当社より安い制作料金をPRしている会社はたくさんあります。中には5ページ程度のホームページを、4~5万円で制作すると告知しているケースもあります。しかし、そういった制作会社に制作料金を合わせることは、少なくとも今の私たちには出来ません。お客様にご満足いただける作品をお作りするために、基本的にお打ち合わせは訪問させていただき、ご要望があれば何度でも修正対応もしています。そうした部分を省くのであれば料金はもっと下げられますが、そうした仕事の仕方は、私たちの望む仕事の進め方ではないのです。

「安物買いの銭失い」にならないために

ホームページは企業やお店の顔であり、営業マンであるということを思えば、その仕上がりには徹底的にこだわるべきです。そして、公開後もしっかりと運営していくべきものです。一見しただけでは分かりづらいものの、内部構造的に問題のあるホームページも星の数ほどあるのが現実です。安物買いの銭失いにならないためには、品質を第一に考えるべきだと思うのです。

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