ティーエスフォートブログ

新入社員が考えるモチベーションについての話

こんにちは、先月アルバイトとしてティーエスフォートに入社した大野です。

入社してからモチベーションについて今までよりも深く考える機会が増えたので文字に起こしてみたいと思います。

唐突ですが「パノプティコン」という言葉を皆様はご存知でしょうか?
フランスの哲学者フーコーの著書内でも取り上げられているこのパノプティコンを説明させていただくと、
19世紀フランスにて”常時監視、自己規律化”をコンセプトにした監獄監視システムのことを指します。

それは円環状(ドーナツの形)の監獄で、その中央に監視塔を配置しそこから囚人たちの監獄がある外側に24時間照明の光を放射し続け、
光の当たる範囲に囚人達が投獄された牢屋が幾重にも階層を重ねているという構造になっています。

眩しい光が24時間向けられ、囚人たちから監視塔の全貌は見えないため監視員の有無を問わず、自発的に強制を自分自身へ働かせるため、
もはや鉄格子や鎖も重い錠前すらも不要だと思わせるくらいに従順になる。
というのが功利主義に基づいて考えられた「パノプティコン」という監視システムです。

要約させていただくと、皆さんは図書館などで勉強する際、集中力が増すという経験は無いでしょうか?
パノプティコンの仕組みと同じように、
図書館は静かだからという理由以上に誰かの監視下に置かれているという注察感が集中力に大きく関係しているという事が考えられます。

僕の知人で両親の期待に応える事がモチベーションで幼少期から必死に勉強し、更には部活動にも精を出して文武両道を体現してるような人がいました。

彼は大衆から一流といわれている大学へ進学するのと同時に一人暮らしを開始し、
親の圧力を感じることなく就職活動を始めた時、僕に「一体自分が何者でこれからどうしたらいいかわからなくなってしまった。」と話してくれました。

彼は周り(自分以外)の期待という求心力に身を任せ歩み、エリート街道を進んで行った末、自我で決断することよりも他人の意思に身を委ねる思考が脳の抵抗が少ないという構造を作ってしまったのだと思います。

彼の話を教訓にするのなら、人生を歩む上で、パノプティコンの監視員にあたる求心力はあくまでも自分の為にあるべきだと考えられます。

それは”文化的信念”や”自分を愛でる為”、はたまた”美味しいご飯を食べる為”などなど、人それぞれだと思いますが、
”人生をかけて継続的な努力”する上で他己の要求に答えるという使命の更に深いところには、自己が引き寄せられる魅力的な信念がある状態が絶対的に必要なのではないのでしょうか。

皆さんもこの文を読んで、何かしらのパノプティコンに住んでいることを意識し、承認欲求よりも自己実現の欲求を意識して、自分の深いところにある本物を一度考えるきっかけになったなら幸いです。

貴重なお時間を割き、最後までご高覧いただきまして有難うございました。

投稿日:2019.05.30
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