デザインのコツ。その2
お久しぶりです、高山です。
普段はホームページのデザインを担当していますが、
もともとはチラシ等々の紙媒体のデザインにどっぷり浸かっていた私ですので、
ちょっとDTP寄りな話になってしまうかもしれませんが、デザインについての話でもひとつ。
一般的に、余白を多く取った方が、「上品」なイメージになります。
極端な例で言うと、スーパーのセールのチラシなんかは、
余白はほとんどなく、情報がぎゅうぎゅうに詰められてますよね。
一見すると見づらくて、全く洗練されていないイメージを持たれがちですが、
ぱっと見た時に「安売りしてる」って言うのが分かるので、
あれはあれで狙ったデザインなんです。
あと、似たような例を上げると、安価な商品パッケージなんかも、
余白がなくて、色数が多いですよね。
色数が少ない方が、高級なイメージを持たれがちなので、
たとえば、ほんとは安い商品なのに、上品で洗練されたデザインのパッケージなんか付けてしまったら、
安いものを買いたいと思っている消費者に見てもらえなくなって売れなくなったりもします。
「上品そう」で「高級そう」なデザインの方が、
一見すると「良いデザイン」と思われてしまったりもするんですが、
実はそうじゃないんですね。
その時々で「適したデザイン」を見極めるのも、
大切な「コツ」だと思います。