山、再び。
さて、先日書いた記事の予告通り、
忘れず、ちゃんと続きます。「山、再び」
前回、中2の秋に「二度と山に登るもんか!」と
誓ったのにも関わらず、
また、登ってしまった。山。
何を隠そう、私、けっこうな勢いで周りに流されやすい性格です。
その当時、友人が強く勧めてくるので、
雰囲気に流され、行ってしまったんです。
しかも、尾瀬。
しかも、8月の炎天下!!
この話をするとだいたい、
「尾瀬って、平らなとこ歩くんでしょ?涼しいんでしょ?」
と、聞かれたりしますが、
とんでもない。
それなりに登るし、
湿地の道は、日陰なんか全くない上に、標高が高く、太陽が近い。
…暑いなんてもんじゃない…日差しが「熱い」…。
そして焼ける。太陽に体力を奪われる。
「夏がくれば思い出す 遥かな尾瀬 遠い空」
という歌があるけれど、
…確かに、遥かだった……果てしなく遥かだった。
果てしなく遥かに、日陰のない湿地の道を、
炎天下の中、ひたすら延々と……
どこまで続くのか先が見えないまま、延々と歩き続け…
まさに、苦行。
そして、後に残るのは後悔ばかり……。
『なぜ、雰囲気に流されてこんなところに来てしまったんだろう、
自分が山が嫌いなことは、前から分かってたじゃないか。
あぁもう、周りに流されてたらダメなんだ。
自分の意志をしっかり持たなくては!!』
というわけの分からない結論を見いだし、
そして、やっぱり、
「もう2度と山には登るものか」
と、誓うのでした。
そしてその教訓を活かし、その後周りに流されなくなったかというと…
…実はそーでもない。
(というか、流されるのも楽しいんですよ。…山が絡まなければ…。)
でも、尾瀬の目的地で食べたカップヌードルが、
今までの人生で食べた中で最高に美味しいカップヌードルでした…。
それだけがかなり良い思い出。
おわり
(高山でした)
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