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ポエム化する社会

先日ラジオで、こんな内容の特集をやっていた。
「ポエム化する社会がもたらすもの」

はて、ポエム化とは何ぞや、と耳を傾けてみると、
ラジオのMCがこんな趣旨のことを語った。

「マンションの分譲広告とかでもよくあるじゃないですか。
風に包まれちゃったりしますよね?
風に包まれるって何だよ、って話ですよね」

それを聞いて、思わず失笑。

あー、よくありますね、
よくやりますよ。

おおよその広告のコピーライトなんかは、まさに「ポエム」そのもの。
そのラジオの番組中で、「ポエム」とは、
「ふんわりとした、内容があるのかないのか分からないような言葉」
として取り上げられていたけれど、広告業にポエムは必需。

少ない文字数で、いかに相手に多くのことを伝えるかを追求すると、
当然、相手の想像力に訴えかける必要が出る。
一言で、いかに相手の想像力を引き出すか、
その為には、ポエムはまさに打ってつけなのである。

……と、もっともらしいことを言ってはみるけれど、
結局のところ、「内容があるのかないのか分からない」からこそ、
好都合だとも言えなくもない……。

まさに、ラジオの番組中で問題視されていた部分がそこだ。
広告業界のコピーがポエムなのはそれほど問題ではない。
けれど、本来であれば情報を的確に伝えなければならないマスメディアや、
政治の世界にまで、この「ポエム化」が進んでいる。

「過剰に優しい言葉」「曖昧で抽象的な表現」を、
大衆は好んでしまっている。

先にも言ったが、
「内容があるのかないのか分からない」からこそ好都合なのだ。

政治もマスメディアも、
そんなにふんわりとした言葉で、何を隠したいんだろうか。
それとも、そんなにも優しい言葉で包まなければならないほど、
社会は大きな不安にかられているのだろうか。

ラジオ内では、
「今こそ、個人個人が自分の力で考えなければならない」
というような趣旨で締めくくっていたけれど、

そうは言ったところで、
風潮に流されるからこその大衆、なんだと思うんだけどなぁ。

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投稿日:2014.02.26
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